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【ランドプラン】路地広場に住む暮らし1

このプロジェクトは3棟口での区割りの相談から始まった。

風渡野初期の案

上の図の魅力が少ない3棟の組み合わせではあるが、計画を見直し早期に完売したいという相談であった。
敷地区分を見ると、接道の広い1宅地と協定を組んだ敷地延長を二本入れた2宅地の組み合わせの3宅地で、どの不動産開発業者も組んでくる俗にいう「魅力の薄い」価格を比較される一般的な計画であった。

4棟入れた計画もできるのではないか?

現地を見た第一印象は接道間口がそんなに広くない奥行の広い土地であり、工夫次第では4棟入れた計画もできるのではないか?と瞬間に思え、4棟だと厳しい配棟も考えながら計画を進めていった。まず考えたのが、車の駐車場と人の生活を分け、生活感と駐車スペースの間に結界として、それぞれ4棟のエントランスゲートを設けるようにした点だ。

 

建物のプロポーションが貧弱に見えないように、6スパンを維持しながら敷地分割を考えていったが、最終的に5スパンの家が1棟できたが、一般的な計画なら5スパンも入らない建物になっていたと想像する。

若い層に人気の出るゾーニング計画

次に建物計画だが、4棟の中心に走る敷地延長スペースを明るい広場のようなコモンスペースに映るような窓位置とリビングやキッチンの位置関係を落とし込み、子供の笑顔が絶えず見れ、家族のライフスタイルを創造し暮らしを楽しめる、いわゆる若い層に人気の出るゾーニング計画とした。

魅力的で狭く感じない空間技法

敷地ラインはアルミのフラットバーで構成し、敷地延長を持たない敷地にも、広場の広がりが続くように工夫した。また、居心地がよく景観としても魅力ある風景とするために、敷地ライン上に割り肌の石のベンチを設置し、また敷地で別れてはいるが、広場と一体に見える植栽ゾーンも設け、季節感や緑の情景、そして魅力的で狭く感じない空間技法を使い、まるで共有する豊かな空間を持つ佇まいが完成していった。

 

小さなコミュニティーが自然にできる手法

全体計画として、狭くしたのに広く見せる独自のランドスケープの技法と建物の連棟のリズムやプロポーションを楽しめる建築計画、そして、子供たちが安全で遊べる空間や、小さなコミュニティーが自然にできる手法は今後の住宅開発に重要な要因でもあり、今後も提案していきたい。(山本)

【コンセプト】路地広場に住む暮らし2に続く

DATA

住所 埼玉県さいたま市
名称 さいたまプロジェクト
規模 全4棟
完成年月 2016年12月
  • 区割り
  • 配棟
  • コンセプトづくり
  • 建築計画
  • 外構デザイン