私たちの想い

「結ぶ」ことで創り出す、その土地の真価。

現代人の生活に、もっとも適した暮らしかたとは?
われわれ日本人が、永く大切に育んできたものとは?
私たちは真剣に、ていねいに、何度も繰り返し考えてきました。

その結果たどり着いたひとつの答えがあります。
それは、街と家、家と人、内と外、そして人と人……
暮らしをつくる様々な要素を、結び合わせるということ。

時代の移り変わりとともに多様化していく
街のあり方や住まいのトレンド、価値観、ライフスタイル、
それらをゆるやかに、しかし確実に結び合わせることで、
暮らしの可能性はより大きく広がっていく。
私たちはそう考えています。

そうして生まれた新しい街は、
家族の生き生きとしたコミュニケーションや、活気ある地域社会、
人生の宝物となるかけがえのない瞬間、子どもたちの笑い声、
さらに、高い公共性や文化的な豊かさに満ちている。
私たちはそう信じています。

緑があふれ、風が薫り、日本的な情緒や風雅を感じさせる街を舞台とした
上質で魅力的な暮らしを提案し、次世代社会の創造に寄与する。
そして、その土地に住まう人々のかけがえのない瞬間を、
光り輝く未来へと結んでいく。

それこそが、街をつくり、家をつくるものとしての
誇りであり、使命であり、ささやかな願いでもあります。
そして、世界に誇るべき素晴らしき文化が息づく
我が国、日本に住まう人々のDNAを心地よく刺激し、
既視感の漂うモノづくりを目指します。

私たちは、創造します。

土地の特性を活かした
魅力的な街」づくり

それぞれの土地が潜在的に有する価値を見出すことで、画一的ではない住環境をつくり出すことが可能となります。そして、建物単位ではなく街レベルでの魅力を最大限に引き出し、その価値がさらに大きなものへと変わるよう、努めていきます。

オープンエア」を取り入れた
新しい暮らしのかたち

「オープンエア」は、は日本の建築文化に受け継がれる「自然を取り入れ、内と外を融合させる」という概念を、現代風にアレンジしたもの。懐かしさと新しさを併せ持つこの価値観こそが、効率的な採光や家族間のコミュニケーションの活性化を促します。

未来へと継承される
確かな「資産」づくり

それぞれの街が持つ魅力や価値。それはそこに住む多く人が街を愛することで育まれた時間が高まるものです。そうして最大化された、個別の住宅や街自体の資産価値が未来へと継承されていくよう、私たちは提案・サポートしていきます。

これから未来へと結んで行く
「暮らし」のあり方by Kosei Yamamoto

旧来の不動産に潜む問題点と、未来に向けた可能性。

路線価や近隣の売買事例をもとに、不動産の価値が決まっていくことが一般的となった昨今。土地の価格が決まることで、建てる家の価格も決まるというこの方法を推し進めた結果が、土地の持つ個性を無視して、必要な機能だけを詰め込んだ、似たような家で日本中が埋め尽くされるという憂うべき事態を招きました。
例えば、画一的な開発道路で区画を分けずに、その土地だけが有する特性から紐解いた、より魅力的な区切り方はないだろうか。土地の狭さを理由に理想の家を諦めることなく、敷地面積のすべてを有効に活用できないないものだろうか。
土地に、家に、そしてそこで暮らす人に携わるものとして、私はずっと疑問や違和感を抱いてきました。
このように、日本の家づくりや不動産開発には、まだまだ山積みの問題があり、それが故に大いなる進化の可能性に満ちている。そこが私の考えの原点なのです。

ヒントは、先人の功績の中に。

私たち日本人は、優れた住環境を生み出してきた偉大なる先人たちを先祖に持ちます。決して広くはない国土の中で、ありとあらゆる叡智を住宅に取り入れることで、私たちは固有の文化を育んできました。例えば、コミュニケーションの場として『縁側』をもうけたり、家の中を『襖』や『障子』で仕切ることで光と影を操ったり……。住まいに様々な工夫を施すことで、人とのふれあいに重きを置く心や、季節の移ろいを愛でる風雅を大切にしてきたのです。
また、遠くの景色自体を庭の一部のように楽しむ『借景』や、間口が狭く建物が細長い京都の町家などに見られる『坪庭』からも分かるように、建物の内と外を完全に切り分けることなく、ゆるやかに結び合わせることで、より快適で住みやすい空間を生み出してきました。
日本人が永く尊んできたこれらの知恵を、現代の暮らしへと取り入れることが、土地の特性を活かしたより質の高い暮らしかたのヒントとなるのです。

受け継ぎ、次へ、つなぐもの。

日本においても一般的となっている欧米スタイルの住宅は、「エントランス」「ホール」「キッチン・リビングダイニング」……と、機能的な側面から空間を区切るのが通常となっています。しかしそれでは、土地の個性や暮らしの多様性は考慮されず、紋切り型の住宅の集合体にしかなりません。
そこで私たちが考えたのは、内と外を融合した暮らしのかたちをつくること。機能を重視する欧米スタイルの境界を解き放ち、目的に合わせて外部環境までも共有する。日本人のDNAに刻まれた「情緒」や「風情」「趣」を呼び覚ます、それが、私たちの提唱する「オープンエア」という概念なのです。
「オープンエア」の空間が叶える新しい暮らしのかたちこそが、日本人らしさを継承すると同時に、街に新たな輝きをもたらすと考えています。

山本康生プロフィール

株式会社結ランドスケープデザイン 代表

1955年小樽生まれのランドスケープアーキテクト。
建築家 故吉村 順三氏が好んだ造園家 後藤由松氏の門下生となり、文化建築や数奇屋風住宅の景観づくりに従事。1985年、環境デザインや商業施設の空間デザイン会社、株式会社パルグリーンを設立し、大阪花と緑の博覧会、三井東芝館(奈良)、新七草の彩る街(埼玉)、リフレの森などのランドスケープデザインを手がけ、グッドデザイン賞、さいたま市都市景観賞などを受賞。また、海外ではセントマーチンアイランドホテル景観計画、ナンシー日本庭園計画、ロスアンジェルス茶庭計画なども手がけ、ゴールドナゲット賞を受賞。
最近では街づくりの総合プロデューサーとして、資産価値が上がる街づくりを目指している。従来とはまったく違う「暮らしかた」中心の建築や、その暮らし方の提案にも定評があり、講演活動も全国的に展開。「オープンエアな暮らし」をテーマに建築も含めたライフスタイルを提案している。

2010年、ランドスケープ事業を独立させ、株式会社 結ランドスケープデザインを設立。街並デザイン以外にも、高齢者向けのシニアリゾートや総合住宅展示場などのデザインも多く手がける。

2006年エクステリアハンドブック監修 業界新聞などにもコラム執筆
2010年、「流氷が啼くとき」でミステリー作家としてデビュー